Mac で見たものを、もう一度見つける方法
見つからないメールにあった伝票番号、閉じてしまったページの一文、スクロールして消えたエラー。どこを探せばいいのかを、たいていうまくいく順番で紹介します。まずは、Mac にもともと備わっているツールから。
要点
- まずは出どころから:ブラウザの履歴(⌘Y)、メールとメッセージの検索、最近閉じたタブ。
- 次に Mac 全体を検索:Spotlight(⌘スペース)は書類の中身まで検索でき、macOS は画像の中の文字も一部見つけられます。
- 保存しなかったものを取り戻せるのは、画面の記憶だけ。それも、インストールした日から先のものに限られます。
確かに見たはずなのに。画面のすぐそこにあった予約番号、レストランの名前、エラーの正確な文言。いざ必要になると、思っていた場所にありません。
何かをインストールする前に、まずは次の方法を試してみてください。だいたい、うまくいくことが多い順に並べています。
1. 出どころに戻る
Mac で目にするものの多くは、限られたいくつかの場所から来ています。そして、それぞれに検索機能があります。
- メール: 検索フィールドは、件名だけでなく本文にも一致します。フレーズ全体より、特徴的な単語で探してみてください。
- メッセージ: サイドバーの上部にある検索フィールドで、リンクや添付ファイルも含め、すべての会話を検索できます。
- メモ、リマインダー、カレンダー: それぞれに検索フィールドがあります。カレンダーでは、イベントのタイトルとメモが検索されます。
- Slack、Teams、Discord: そこで話された内容なら、たいていはそれぞれの検索がいちばん頼りになります。
2. ブラウザの履歴を検索する
ウェブページで見たのなら、ブラウザはそのページを覚えています。ただし、ページに何が書かれていたかまでは覚えていません。
- Safari: 「履歴」›「すべての履歴を表示」、または ⌘Y。ページのタイトルやアドレスに含まれる言葉を入力します。
- Chrome、Edge、Brave、Arc: ⌘Y で、検索フィールドのある履歴が開きます。
- 閉じたばかりなら: Safari には「履歴」›「最近閉じた項目」があります。Chrome ベースのブラウザでは、⇧⌘T で最後に閉じたタブを開き直せます。
履歴で検索できるのはタイトルとアドレスで、ページの本文は対象外です。一文は覚えていてもサイトを覚えていない場合、ここからが難しいところです。
3. Spotlight で Mac 全体を検索する
⌘スペース を押して入力します。Spotlight は、ファイル名に加えて、書類、PDF、プレゼンテーション、メールの中のテキストも検索します。いくつかのコツを挙げておきます。
- 正確なフレーズは、半角の引用符(“)で囲みます。
kind:pdf、kind:image、kind:presentationを加えると、結果を絞り込めます。- 結果から Finder での検索に切り替えると、日付、フォルダ、種類などで、さらに絞り込めます。
macOS は画像の中の文字もバックグラウンドで認識し、Spotlight のインデックスに追加できます。ただし、画像が作られてから長い時間がかかることがあり、第三者によるテストでは結果が安定しませんでした。頼りにするというより、おまけ程度に考えておきましょう。
4. 手元にある画像の文字を読み取る
スクリーンショットを撮ったり画像を保存したりしていれば、macOS が代わりに読み取ってくれます。プレビューか写真で開き、ポインタを文字の上に移動して、書類と同じように選択します。あとはコピーしたり、調べたり、翻訳したりできます。Apple はこの機能をテキスト認識表示と呼んでいます。Safari でも、ウェブページ上の画像で使えます。
ガイド「Mac でスクリーンショットの文字を検索する方法」で、さらに詳しく紹介しています。
5. クリップボードと、アプリ自体の履歴を確認する
- コピーしていたなら、まだクリップボードに残っているかもしれません。どこかにペーストしてみましょう。
- 多くのアプリは、独自の履歴を持っています。ターミナルのスクロールバック(ターミナルで ⌘F)、書類のバージョン履歴(Apple のアプリでは「ファイル」›「バージョンを戻す」›「すべてのバージョンをブラウズ」)、アプリの「最近使った項目」の一覧などです。
6. もう一度、相手に頼む
いちばん早いのは、人に頼る方法かもしれません。配送業者は伝票番号を、ショップは注文確認メールを再送してくれますし、同僚ならリンクをもう一度貼ってくれます。恥ずかしいことではありません。
7. 次からは、Mac に覚えておいてもらう
ここまでの方法はすべて、そのものがどこかに保存されていた場合にしか使えません。でも、私たちが目にするものの多くは保存されません。ブックマークせずに読んだページ、1分だけ表示されたコード、検索機能の弱いアプリのメッセージ、閉じてしまったダイアログ。
そのためにあるのが画面の記憶です。画面に映っていたものを軽やかに圧縮して記憶し、そのテキストを読み取るので、言葉をタイプするだけで、それを見た場面にたどり着けます。
DejaVu は、Mac のためにネイティブで作られた画面の記憶です。Apple 自身のフレームワークでテキストを Mac の中で読み取り、記憶をどこにも送りません。アカウントも、クラウドも、音声も、キー入力もありません。記憶は暗号化され、Touch ID で開きます。インストールする前に見たものは取り戻せませんが、それからは「どこかで見たはず」が、3秒の検索に変わります。
まずは選択肢を比べたいなら、Mac で使える Rewind の代替アプリをご覧ください。
よくある質問
Mac で見たものを、すべて検索できますか?
macOS だけではできません。macOS はファイル、メール、メッセージ、ブラウザの履歴を検索でき、開いた画像の文字を読み取ることもできますが、画面の履歴は残しません。画面の記憶アプリを使えば、インストールした日から、それができるようになります。
アドレスを覚えていない、前に見たウェブページを探すには?
Safari では「履歴」›「すべての履歴を表示」(⌘Y)を選び、ページのタイトルやアドレスに含まれる言葉を入力します。Chrome では履歴のページ(⌘Y)を開いて検索します。ブラウザの履歴で検索できるのはタイトルとアドレスで、ページの本文は対象外です。
Spotlight は、スクリーンショットの中の文字を検索できますか?
できることもあります。macOS は画像内で認識した文字を、バックグラウンドで Spotlight のインデックスに追加することがあります。ただし時間がかかる場合があり、第三者によるテストでは結果が安定しませんでした。画像を「プレビュー」で開いて文字を選択する方法なら、確実に使えます。
画面の記憶をインストールする前に見たものを、取り戻せますか?
できません。画面の記憶が知っているのは、オンになっていたあいだに画面に映っていたものだけです。それ以前のものは、このページで紹介している標準の方法で探してください。
出典
- Interact with text in a photo using Live Text in Preview on Mac, Apple Support
- Interact with text in a picture in Safari on Mac, Apple Support
- How to search Spotlight for Live Text and objects in images, The Eclectic Light Company · 2025年8月13日
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